ネット将棋のマナー違反は通報されるべきか?

ツイッターのタイムライン上で、以下のツイートを指して「これで通報されてしまうのは驚きだ」と言っている人がいた。

 

 

要するに、「ネット将棋で自分が詰みの局面で相手に手番を渡すと、明らかに一手詰みの局面で7分以上長考され、ギリギリになって最後の一手を指されたので、マナー違反として運営に通報した」という内容である。

 

僕個人としてはこんなものは当然通報すべきであると考えたのだが、意外にもタイムライン上では賛否が別れていた。

「通報すべきでない・しない」という人の意見としては、「マナーが悪いとは思うけど通報してもどうせBANされないだろうから通報しない」「与えられた持ち時間をどう使おうが個人の自由」「(通報する人間を揶揄する表現)」などが見られた。

せっかくなので通報する派の人間である僕の意見をまとめておこうと思う。

 

 

前提:将棋ウォーズには通報の理由として「マナー違反」というものがある

将棋ウォーズには通報機能があり、その理由として「マナー違反」というものがある。

明らかな一手詰めの局面で極端な長考(というより放置に近い)を行うことは紛れもなくマナー違反であり、通報の理由としては十分ではないかと考える。

 

通報する意義

例えばあなたが犯罪行為を目撃したとする。あなたは警察に通報すべきか、通報すべきでないか?

答えはもちろん「通報すべき」である。理由としては「犯人に然るべき裁きを受けさせることができるから」「次の被害者を出さないため」「逮捕されれば見せしめになり、似たような犯罪が減るから」などが挙げられるだろう。

それと同じようなことが今回でも言えるだろう。つまり、通報によって「マナー違反をするアカウントがBANされる」「BANされればマナー違反によって不快な思いをする人間が減る」「BAN基準が周知されれば似たような行為を行うアカウントが減る」などなど。

「どうせBANされないだろう」という意見があった。今回のようなマナー違反はBAN基準を満たしているかもしれないし、満たしていなくても似たような内容の通報が増えればBANの対象になるかもしれない。このあたりは社会問題化して法律が制定される現実と似ている。

 

現実世界と比べて

現実世界の将棋道場でもマナー違反は度々問題となってきた。なぜか?単純に客が減るからだ。特に新規客。

初めて行った将棋道場で不快な思いをすれば、将棋道場から足が遠ざかるのは当然である。そして、将棋道場以外で将棋を指す機会がなければ将棋自体をやらなくなる。したがって近年はマナーに厳しい将棋道場が増えてきている。

おそらく、将棋ウォーズの通報項目に「マナー違反」があるのもこうした理由からだろう。将棋ウォーズのユーザーの殆どは初段以下というデータがある。ネット将棋はそのユーザーの多くが初心者ということだ。件のツイートを行ったユーザーも1級である。

「放置されるのが嫌ならさっさと投了すればいいだろう」というのは経験者の意見だ。将棋を始めたばかりの人、ちょっとやってみただけの人、そのような初心者に要求すべきものではないと考える。

まとめよう。「運営サイドからすればマナー違反をするユーザーはできるだけ排除し、その他善良なユーザーが不快な思いをしないようにしたい」から「通報項目に『マナー違反』が存在する」。こう考えるのが自然だ。

全体のマナーを向上させることにより、初心者が入りやすい状況が生まれ、新規参入者が増える、これは現実世界の道場でもネット将棋でも同じことが言えるだろう。

ちなみに現実世界の道場におけるマナー違反は、今回「通報すべきでない」との意見を表明していた人間も含め、ほとんどの人間が問題視していた。同じように初心者の受け皿となっているネット将棋では「通報すべきでない」と考える人が多いのはやや驚きだ。

 

まとめ

今回紹介したツイートのような行為は明らかなマナー違反であり、将棋ウォーズの通報項目には「マナー違反」が存在する。

マナー違反を通報することは明らかに運営サイド・ユーザーサイドの双方にとってプラスであるため、どんどん通報していくべきだと考える。

自粛と容姿

コロナウイルスが流行ってから、容姿に気を使うようになった。

 

元々ぼくは容姿に気を使う性質ではなく、大学ではイカトン御用達生協の床屋に通い、終いにはそこで坊主にするまでだったのだが、卒業から1年半、とうとう人並みの半分くらいには見た目を気にするようになった。

ファッションセンスは残念ながら以前のままだが、慢性的になりつつある肥満の解消のためフィットボクシングをダウンロードして20日ほど毎日プレイしているし、ヘアワックスをこの歳になって初めて購入した。さらには二の腕の湿疹(毛孔性角化症というらしい)を気にして軟膏まで買った。

「お前の見た目なんて普段から誰も気にしないのに、このご時世尚更気にしねえよ」と思うだろう。ぼくもそう思う。しかしただ一人、ぼくの姿を見る時間が飛躍的に増えた人間がいる。

そう、ぼくだ。

これはひたすらに孤独な大学生活を送ってきた経験による持論だが、他人との会話量と自分との対話量は反比例の関係にある。ただでさえ少ない職場でのコミュニケーションは、リモートワークの定着によってほとんどゼロになった。自らを見つめ直す時間は飛躍的に増加した。これが自意識の増大につながっていることは想像に難くない。

元々人の目など気にするような質ではない。しかし自身の視線に耐えることはできなかった。つくづく損な性格だと思う。

それからはネットでヘアワックスの使い方やダイエットの基本などについて調べるようになった。これまで全く触れてこなかった情報で、でも多分普通の人間は当然のように知っている情報だ。知らなかったことを知るのは楽しくて、もう5年くらい早く容姿を気にしていたら彼女のひとつもできていたんじゃないかなどと考えた。

「世の男性はこっちじゃなくてこっちのほうが好みだよ!」と言いながら、流行りのファッションと染めた髪に身を包んだ女性を否定し、いわゆる清楚系のファッションとナチュラルメイクを推奨する、というツイートを極稀に見かける。おそらくだが、そんなことは世の女性は熟知しているはずだ。

昔pixivで見かけた女性の婚活エッセイ漫画にあったエピソードで、「マッチングアプリで男性の気を惹くため、流行しているメイクではなくAV女優のメイクを真似したところ、面白いように釣れた」というものがあった。AV女優こそが最も男性にウケている女性だと考えたからそのようにした、だそうだ。

ではなぜ世の女性はそうしないか?それは普段から男ウケを考えているわけではないからだ。つまり目的が違う。これは昔ツイッターで見た情報だが、「メイクは自分のテンションを上げるためにやっている」そうだ。

ぼくの目的もおそらくこれに近い。容姿を整えるのは、人の目を気にしているからというよりも、究極的には自分のため、つまり自己実現欲求を満たすためだ。こう考えると自粛期間に自分の見た目を気にするようになったのはむしろ当然のことのように思える。

とは言っても知識がたりなさすぎて自分の理想像も全くわからない。ファッションに自信ニキがいたら初心者用に勉強になるサイトとか教えてほしいと思う。

『月ノ美兎アーティスト生活向上委員会』個人的な、あまりに個人的なレポ

結論から言うと最高でした。

 

※注意

この記事には以下の内容が含まれます

・当該イベントのネタバレ

・イベントと直接関係ない個人的な出来事

・若干の批判

 

読みたい方はどうぞ。

 

 

イベント前

イベント前日、ぼくは少し不安だった。

詳細は割愛するが、開催3日前にされたある発表によって界隈が少し荒れていたからだ。

ぼくはその件についてそこそこ強めの怒りを覚えながらも「多分イベント自体は最高で結局終わったあとには限界を迎えてるんだろうな」と思いながら眠りについた(大体あってたけど怒り自体はまだ残っている)。

 

イベント当日

会場到着前

イベントの開場は18:45だったが、物販は12:00~14:00に行われるという話だった。

委員長のイベントは二部構成の第二部にあたり、事前物販は第一部のイベントと合同で行うことになっていたからだ。

行くかどうか迷ったが、どうしても欲しいグッズも特に無かったし、加えて街中にぼっちで約7時間暇を潰す方法は特に思い浮かばなかったので自宅で待機していた。

TwitterやDiscordのファンコミュニティを見る限り、暇な人達は会場からほど近いところに委員長の聖地である『1億円トイレ』*1があったらしく、集まってそこへ向かうなどしていたらしい。

ぼくは15時ごろに遅めの昼食を摂ってから、チケットとサイリウムを持ったことを確認し、会場へ向かった。

会場到着後

気が逸って開場一時間前に会場である恵比寿ザ・ガーデンホールに到着してしまったのだが、ぼくは「場所を間違えたのでは?」と思って何度か会場を確認してしまった。その理由がこれだ。

 

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出典:https://www.jalan.net/kankou/spt_13113ae2190022809/


こんなところでオタクイベント開催するわけないだろ!!!

疑念を抱きながら会場前広場に向かうと、そこには委員長のTシャツを着たオタクが何人かいたのでとりあえず安心することができた。

例によって友達がいないので30分ほど会場前広場を徘徊して時間を潰していると、待機列形成のアナウンスがあったので並ぶことにした。

会場の外壁に沿って並ぶ形になり、建物の陰に入る分吹きさらしの広場よりも寒さは幾分か軽減されたように感じた。とはいっても寒いものは寒いので、ぼくは「流石に全身黒はあんまりにもあんまりだろう」との考えから持っている中で最も分厚いコートではなく、やや薄手のコートを羽織ってきたことを後悔していた。多少服の配色などを意識したところでどう見てもオタクなのだからそんなことよりも実用性だけを気にしておけばよかったのだ。

列に並んでいるのは7割方20代~30代の男性であったが、年配の男性や若い女性の姿も散見された。Twitterでは「委員長のファンは老若男女様々な層がいるようだ」という旨のツイートが流れてきたが、ぼくの後ろに並んでいた人たちは「ド葛本社のイベントに比べると女性が少ない気がする」などと話していた。この辺りは普段身をおいているコミュニティによって見解が分かれるところだろう。

TwitterのTLに「ここにいる人間はみんな委員長のことが好きなんだと考えると不思議な気分になる」というツイートが流れてきた。後ろを振り返ると思ったよりも多くの人間がいた。会場のキャパシティは750人程度で、そこまで多いわけでもないはずだが、不思議と果てしない列に見えた。ぼくは、初めて参加したVtuberのリアルイベントである幕張でのにじさんじライブで「ここにいるたくさんの人間はみんなにじさんじのことが好きなんだなあ」と感じたことを思い出していた。

寒さに耐えること30分、開場が宣告されてエントランスに入場することができた。チケットと身分証を改められてエントランスの中に入ると外とは段違いに暖かかった。

イベントホールの準備が整うのに時間がかかったようで、結局40分ほどエントランスで待たされることになった。ぼくは列形成が始まってすぐに並んだのでエントランスの中で待つことができたが、後の方に並んだ人は入り切らないので外で待たされることになったはずだ。なかなかに過酷である。

待ち時間はやはりというかなんというか永遠にTwitterを眺めていた。周りの人間を見ても大体はTwitterをしている。このあたりは流石に委員長のファンらしくて安心した。エントランスの中は騒ぐ人間もいないので非常に静かだった。Twitterにも飽きてきたので後ろに並んでいる人の会話になんとなく意識を向けていると、フォロワーの名前やら一方的に知っている人の名前が出てくる出てくる。ディープな層になると急に界隈が狭くなるところはどこも変わらないなと感じた。

しばらくすると進んでよいとのアナウンスがあり、階段を上ってイベントホール前の廊下まで進んだ。

そこでは物販の受付とフラワースタンドの展示が行われていた。物販がまだやっているとは思わなかったのでちょっと悩んだが結局買わなかった。終わった後に記念品がもらえるとのことなので別にいいかなあと思ったのだが買っておいてもよかったかもしれない。物販は何も考えずに全部買うというオタクも多い。買わなかったときの後悔が絶対に無いという点ではそれもありかもしれない。

フラワースタンドはいくつか並んでいて、ぼくが少しだけ(本当に少し)お金を出したスタンドもそこにあった。ファン有志がお金を出し合って出演者にフラワースタンドを贈るのは恒例になっている。

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よく見ると右上の方にぼくの名前もある

フラワースタンド企画に参加するのは二度目だが、よく考えると現地で自分が参加したフラワースタンドを見るのは初めてだった。参加するといっても別にぼくが何かしたわけではない。主催の美兎ボタン氏とイラスト担当の痛恨氏、そしてデザイナーの穂積氏にはひたすら感謝である。

フラワースタンドは同じお金を出すなら普通にスパチャを投げるよりも委員長が喜んでくれる感があるのでイベントがあるたびにどれか一つには参加することにしている。

これは余談だが、委員長はお金をもらったときよりもファンアートをもらったときの方が喜んでいる気がする。「お前の妄想だろ」という声もあるかもしれないがこれに関してはマジだ。そういった傾向が強いからこそ、ぼくのような絵が下手で動画も作ったことのない一般視聴者は、委員長が何か節目を迎えるたびに何かを贈ろうとして、悩んだ末に何も生み出すことのできない自分を呪いながらスパチャを投げることになる。

さて、フラワースタンドといえば見事だったのは今日のイベントのゲストである本間ひまわり氏のファン、通称「ひまぐま」の有志から贈られたものだ。本間ひまわり氏単独へのメッセージであっても誰も文句を言わないところ、イベントのホストである委員長をしっかりと立てた上で宛先を連名にしたメッセージになっていた。

本イベントのゲストが本間ひまわり氏であることが発表されたのが1/9、本イベントの開催日が1/25なので準備期間は二週間と少ししかない。この短い期間でフラワースタンド企画をまとめあげたひまぐま有志に、委員長の一ファンとして心よりの感謝を送りたい。

しばらくするとホールに入って良いとのアナウンスがされ、ぼくは会場ホールに向かった。

ぼくの席は後ろから二番目だったが、ステージのスクリーンが大きいのと、ちゃんと傾斜がついているのとで特に不満はなかった。ステージのスクリーンには本イベントのタイトルロゴが映っていて、会場ホールには延々と待機BGMが流れていた。たまたま通路を挟んで隣の席になったフォロワー氏から挨拶をされて(ぼくがコミュ障極まっていたので自分から話しかけることはできなかった)、しばらくするとイベントのゲストである本間ひまわり氏による会場での注意のアナウンスが入った。それからしばらくして、とうとう委員長のイベントが始まった。

 

イベント中

会場が暗転し、イベントのテーマソングが流れ、スクリーンには委員長のキービジュアルと本イベントのタイトルが映し出されたOPが流れた。それが終わったとき、そのステージには委員長がいた。正確には「スクリーンに映し出されている」という表現が正しいのだろうが、ぼくには実際に彼女がそこに「いる」ように感じられた。そして彼女は明らかにライブステージに立っている。つまりこのイベントは初っ端から委員長の歌で幕を開ける。しかし何を歌うのだろう?

イントロが流れた。会場でどよめきが起こった。ちらほらと赤いサイリウムが灯るのが見えた。このイントロは間違いない。今、真剣に『にじさんじ』を追っている者ならわからないはずがない。『Virtual To Live』だ。

知らない人のために説明すると、『Virtual To Live』はいわゆる全体曲で、前回のライブではすべての曲が終わった後にアンコールで演者と観客が全員合唱した、そういったタイプの曲だ。それを委員長が、ソロで、イベントの一番初めに歌うということは想像していなかった。

ぼくは泣きそうになりながら赤いサイリウムを振り、イベント3日前に投稿された委員長のツイートを思い出していた。

 告知サイト等で「1年4ヶ月ぶりのソロイベント」と銘打たれたこのイベントで、チケット完売後にこういった告知ツイートを公式ではなく演者本人にさせたということで、界隈は結構荒れた。ぼくも完全に納得しているわけではない。

しかし、イベントの初っ端に『Virtual To Live』を歌ったことで、箱イベントになった意味は多少なりともあったのかな、と思った。上手く表現することはできないが、なんとなく腑に落ちた感覚があった。委員長の歌声を噛み締めながらそんなことを考えていた。なお、他のオタクは「前日まで色々あったけど、初手『Virtual To Live』でこのイベントが最高になることを確信した」と言っていた。ある程度同意できる。

歌が終わってしばらくインターバルがあり、再び委員長が姿を表したとき、ステージは教室のような空間になっていた。委員長は息を切らしていて、彼女がさっきまで歌っていたことがより強く感じられた。

以降は各企画について簡単に述べる。まず会場全体で起立し、礼し、着席をした。彼女の配信では配信開始時に起立し、配信終了後に着席の号令をかける。それをリアルイベントでもやってみようというわけだ。彼女が「うわー本当に立ってるよwww」などと言うのを観客は楽しげに観ていた。

月ノ美兎カルトクイズもあった。提示された選択肢の中から拍手の最も大きかったものを会場の総意とし、問題に答えていくというものだ。ぼくは会場の正解率が高いものはほとんど外し、逆に会場の正解率が低いものについてはほとんど正解していた。最終的には5問中3問正解とかだったと思う。

悔しかったのは、「次の、同じボイスチェンジャーにかけたルイズコピペを読み上げる声のうち、月ノ美兎が読み上げているものを当てよ」という問題で、会場のおよそ8割が正解していたと思われる中、ぼくはなんと外してしまった。これは月ノ美兎のファンとして相当ショックだったのだが、後ほどファンが集まる飲み会でぼくと同じ選択肢を選んだ人が結構いて安心した。相当ディープな層が集まっていたので、聴き込んでいる人には逆に難しい問題だったのかもしれない。

他にも本間ひまわり氏のソロ歌、委員長と本間氏のデュエットや謎の街頭インタビューなど様々な企画があったのだが、ぼくが一番好きだった企画は「大喜利セミナーに行ってみた」だ。

委員長はよく「よくわからない体験ができる場所に行き、そこで起きたことを紙芝居形式でリスナーに説明する」という配信を行っていて、これはまさにそれだった。トーク力お化けとして名を馳せる委員長はその実力を遺憾なく発揮し、現地の観客はいつも配信を観ているような感覚で大爆笑できたのではないだろうか(僕は笑いすぎて死にそうになった)。

そんなこんなでイベントは大盛況のうちに終了した。終了後の拍手の長さが、本イベントがいかに良いものだったかを物語っていると言えるだろう。

 

イベント終了後

ぼくはこのイベントである目標を持っていた。それは「知り合いを作る」だ。

ぼくが委員長のことを知ったのは、ご多分にもれず「わたくしで隠さなきゃ」の転載動画がニコニコ動画にあがったとき、つまり2018年の2月頃だが、彼女を本格的に追い始めたのは2019年の1月末くらいだ。彼女の活動期間は2年で、ぼくのファン歴は1年程度。

1年というのはぶっちゃけ新参である。彼女のファンコミュニティはそのほとんどが「わたくしで隠さなきゃ」のその時から彼女を本気で追い続けている人間で構成されているからだ。その当時から彼女を追い続けている人間はその中で関係を構築している気がして、ぼくには割と敷居が高かった。

というわけでぼくはファン友達が少なかったのだが、これから委員長を追っていく上で知り合いは多いほうがいいだろうな、というわけで頑張って集まりに参加することにした。…はいいものの、会場外での写真撮影から飲み会会場までぼくはほとんど無言だった。コミュ障が過ぎる。

飲み会ではそこそこ話すことができた。ぼくを含めて16人いたが、フォロワーも何人かいたし、先週あったイベントで会った人もいた。しかし知らない人と打ち解けることはあんまりできなかったので、そこは今後の課題かなと思う。

終わった頃には00:30頃だった。ぼくは終電もなくなっていたので徹夜のカラオケに参加することになった。ぼくを含めて11人いたが、全員を収容できるカラオケ屋があったのは僥倖だった。ちなみにぼくはアンインストール(下手)だけ歌ってあとは全部任せるという大プレミをかました。

集まりに関してはぼくのコミュ障が目立ったが、結構楽しかったと思う。委員長の些細な発言に関して議論したり、「あの歌がよかった」だの「こんな歌が合いそう」だの「エイプリルフールのときはぼくの中で理解しかけていたはずの委員長が完全に破壊されて一から考察し直すハメになった。大変だった。」だの言い合ったりするのはこんな機会でもないとできないからだ。その後始発で帰ったぼくは、朝食にダブル唐揚げ丼を食べてそのまま眠りについた。

 

まとめ

 

悪かった点

・ぼくのコミュ障

・運営の伝達不足と無理なスケジュール

 

 委員長と本間ひまわり氏がイベント終了後に配信で漏らしていたのが「このイベントはとにかくスケジュールが厳しかった」ということだ。本間ひまわり氏などは歌う曲目がイベント本番の2日前に決まったと言っている。無理なスケジューリングの結果として2人とも終了後に体調を崩している。運営は演者を使い潰すつもりか?しっかり改めるべきポイントだ。

 

良かった点

・それ以外全部

 

 イベント自体は滅茶苦茶に楽しかった。演者からは観客を楽しませようという姿勢がとても強く伝わってきたし、観客はそれをわかって心からイベントを楽しんでいた。ついでにイベント終了後の懇親会も楽しかった。

 

以上で本イベントの振り返りを終える。「イベント本体の記述が少ない」とか「それ以外の文章が長すぎる」とか色々言いたいことはあるだろうが、あくまで個人的な記事なのでご容赦願いたい。それではここまで読んでいただいた方に感謝を述べて本記事の結びとしたい。ここまで読んでいただきありがとうございました。

 

 

*1:委員長はかつて「1億円のトイレで便所飯を行う(しかもカレー)」というおよそ常軌を逸した計画を立案し、実行に移した

メガネをかけても目が小さく見えない方法まとめ(+おまけ)

ぼくはメガネをかけた女性が本当に大好きなんですけど、Twitterで「目が小さく見えちゃうからコンタクトにしてます」という意見を目にすることが結構あります。

 

ふざけんなーーーー!!!!

 

というわけで、女性にもっとメガネをかけてもらうべく、メガネをかけても目が小さく見えない方法をまとめようと思います。

(あと先日メガネを買ったら前よりも目が小さく見える気がするので自戒も兼ねています)

 

 

とりあえず結論から

  1. なるべく細く、小さいフレームのものを選ぶ
  2. レンズはなるべく目に近づける
  3. 薄型レンズのものを選ぶ

1.なるべく細く、小さいフレームのものを選ぶ

これは「デルブーフ錯視」とよばれる錯視を利用したものです。

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『強度近視メガネのウスカル会』http://usukal.biz/mewo.html より

上図のように、全く同じ面積の黒い円でも、外側の円が小さいときのほうが、内側の円が大きく見えます。したがって、大きいフレームよりも小さいフレームの方が、目が小さく見られにくいといえます(参考:http://usukal.biz/mewo.html)。

これを見たとき「モデルの人とか結構でかいメガネかけてるのを見るのにあんまり目が小さく見えないのってなんでだろう?」って思ってたんですけど、多分伊達メガネなんでしょうね。実用メガネ勢は細縁メガネをかけるのが無難そうです。

2.レンズはなるべく目に近づける

下図では、右眼、つまり向かって左側のレンズにのみ度が入っている状態です。

つまり、小さく見える側の目にのみ度が入っています。

①は通常の状態、②は目からメガネを遠くした状態です。

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『東海光学株式会社 お客様相談室からのワンポイントアドバイス』より(http://www.tokaiopt.jp/advice/a56/)

①と②を比べると、②のほうがより目が小さく見えますよね?

レンズは目に近づけるほど、本来の目の大きさに近くなります。

購入する際は、レンズを目に近づけるように調整してもらうのがよさそうです。

3.薄型レンズのものを選ぶ

理論上薄ければ薄いほど目は実際の大きさに近づく・・・はずなんですが、フレームの大きさやレンズとの距離ほどの影響はなさそうです(参考:http://www.tokaiopt.jp/advice/a56/)。

ただ、単純に軽くて楽なのと、輪郭の歪みが小さくなるので、目の大きさというよりは見た目全体に影響があるみたいです。

まとめ

とりあえずもう一度書いておきます。

  • なるべく細く、小さいフレームのものを選ぶ
  • レンズはなるべく目に近づける
  • 薄型レンズのものを選ぶ

これを意識して皆さんガンガン眼鏡をかけて、ぼくに癒やしを提供してください。

以下はおまけです。

 

コンタクトと眼鏡ってどっちが安いの?

これ、前から気になってたので検証してみたいと思います。

まずコンタクトにもいろいろ種類があるので、現在最もシェアが高いのはどれなのか調べました。

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『トーリック・遠近CLコンサルタント』より(http://toric-enkincl-)consul.com/clmarket.html

結果、

  1. 全体の5割以上が1dayの使い捨てコンタクト
  2. 全体のおよそ3割が2week~1monthの使い捨てコンタクト

であることが判明したため、それぞれについて眼鏡と比較しようと思います。

眼鏡の価格設定は、zoffのレンズ料金シミュレータ(https://www.zoff.co.jp/shop/help/lensguide.aspx)を使用し、

世界最薄両面非球面レンズ(¥15000)+スーパーハードコート(¥3000)+一番高いフレーム(¥12000)=¥30000

としました。リンク先を見てもらえばわかると思いますが、わりと盛り盛りにしてあります。

 

さて、コンタクトにかかる費用ですが、『コンタクトレンズのアイシティ』(https://www.eyecity.jp/contents/01/)によると、1dayで年間約60000円、2week,1monthでは年間約28000円とのことでした。

つまり、1dayのコンタクト換算なら半年、2weekや1monthのコンタクト換算なら約1年眼鏡をつけていれば、「コンタクトよりもメガネの方が安い」と言えそうです。

眼鏡データベース(2018年度版)によると、眼鏡の平均使用年数は4.3年らしいので、「圧倒的にメガネの方が安い」と言ってよいのではないでしょうか。

というか逆にもっとガンガン眼鏡買い替えてもよいのでは?

 

ブルーライトカットのメガネってどんな感じ?

まず、ブルーライトカットのメガネには大きく分けて二種類あります。吸収型と反射型です。

吸収型とは?

ブルーライトを吸収するタイプのレンズです。レンズが明らかに茶色がかって見えて、風景も同様に茶色がかって見えます。

メリット

  • ブルーライトのカット率が高い
  • レンズ内側への光源の映り込みがない

デメリット

  • カラーレンズなので普段使いが難しい

 

反射型とは?

ブルーライトを反射するタイプのレンズです。現在zoffで取り扱っているのはこのタイプのみです(2019年7月)。レンズがやや黄色がかって見えますが、かけている状態だと他の人からはほぼ透明に見えます。ただし、ブルーライトをほぼ吸収せずに反射するため、他の人から見るとレンズがやや青く見えます。

メリット

  • クリアタイプなので普段使いができる

デメリット

  • レンズへの映り込みがやや気になる

 

ぼくは反射型を買いましたが、レンズへの映り込みが少し気になります(気になる人は調べてみてください)。また、慣れれば気にならなくなりますが、風景がやや色あせて見えます。特に白は、青の光がカットされるため黄色がかって見えます(光の三原色)。一応普段使いしていくつもりでいます。また、反射型でも現在はブルーライトカット率50%程度はあるそうなので、カット率に関してはあまり気にしなくてもいいかもしれません。

 

 

ぶっちゃけブルーライトって本当に有害なの?

いろいろ調べましたが、とりあえずちゃんと書けてるなーと思った記事を貼ります。

gooday.nikkei.co.jp

一応まとめると、以下のような感じです。

  • 目にダメージがあるかは結構怪しい
  • でも体内時計に影響があるのはマジっぽい

また、上の記事では網膜のレチナールに対する防御機構について触れていないのが気になったので、ここ(http://blue-light.biz/document_program/?p=481)のアメリカ眼科学会(AAO)のブルーライトに関する声明の完訳」ってところを読むとより深く理解できるかもしれません。

 

以上です。みなさんが似合うメガネをかけて楽しいメガネライフを送ることを願います。

例のツイートの補足

なんか軽い気持ちでツイートしたやつ(↓これ)

がちょっとした誤解を伴って拡散されちゃったので補足を書こうと思います。

 

九工大の教授の新しい合成法って?

www.nishinippon.co.jp

これですね。現在主流であるハーバーボッシュ法というアンモニア合成法は高温・高圧が条件なので結構コストがかかったり環境負荷がかかったりするのですが、この記事によると電気による合成でコスト低減が見込めるそうです。すごーい!

 

誤解とは?

まずぼくの専門は農学であってアンモニア合成には(ほぼ)関係ありません。

「じゃあなんで卒論のイントロにアンモニア合成法が出てくるんだよ」ってなると思うんですけど、詳しいことは省きますが作物を育てるときの肥料を作るにはアンモニアが必要で、それを植物は窒素栄養として吸収するんですね。なので現在最もメジャーなアンモニア合成法であるハーバーボッシュ法の出現により作物の収穫量は飛躍的に向上しました。しかしながら、この方法は高温・高圧下でしか行えないので、肥料のほかの主成分に比べると、アンモニアの合成には多くのコストがかかります。つまり、意図したイントロとしては「現状のアンモニア合成法(ハーバーボッシュ法)は高温・高圧下で行われるから化石燃料とかが必要でコストがかかる上に環境にもあんまりよくない。だから肥料の使い過ぎはよくないよね。従ってぼくは窒素栄養を効率的に吸収できる作物について研究しようと思ったよ。で、ぼくの研究結果がこれだよ」というものです。

多分今拡散されてるツイートは「九工大の春山教授と競合した研究をしてて、先を越されてしまったので卒論がヤバい」という解釈をしてる人がほとんどだと思うんですけど、あれは「アンモニア合成法のコスト面とか環境負荷とかが研究の動機だったんだけど、新合成法が主流になったらぼくの研究動機薄れちゃわない?やばない?」ということです。わかりにくくてごめんなさい。

 

じゃあ卒論のイントロはこのままでいくの?

このままでいきます。「新合成法が工業レベルの実用化に成功したら前提崩れちゃうんじゃない?」って質問には↓こんな感じでこたえようと思っています。

②についてですが、貼った記事を読んでもらえばわかる通り、実験室段階での成功なので、工業レベルで成功させるにはまだコスト面とか安全面とかいろいろな問題を突破する必要があります。実現すれば喜ばしいのは間違いありません。

③についてですが、「アンモニア合成段階での化石燃料による環境負荷だけではなく、肥料の過剰使用による赤潮等の問題もあるから、やっぱり窒素栄養吸収の効率化には意味があるよね」ってことです。これで新合成法が実用化されてもぼくの研究は安心ですね(?)

 

この新合成法って結構怪しくない?

これは結構リプライとかで聞かれてるんですけど、ぶっちゃけ専門外なのでよくわからないです。ごめんなさい。詳しい方よろしくお願いします。個人的には、本当にコスト低減が可能で実用段階までいってくれるのなら、割とマジで世界が変わりそうなので楽しみだなあという感じです。

 

ちなみに先を越されてたら卒論ってヤバいの?

リプライでおっしゃっている方もいましたが、「学士レベルなら先行研究を明示してきちんと差分を示せば問題ない」と思われます。うちの教授は「卒論は成果ではなく過程を見るもの」と言っていました。

 

おわりに

心配してくれる方とか笑ってくれる方とか不憫に思ってくれる方とかいろんな方から様々な反応をいただきました。ありがとうございます。卒論は出せると思います。卒業はテストが大丈夫なら大丈夫です。あんなツイートからわざわざこんな長文を読んでいただきありがとうございました。

肥満

 太った。明らかに太った。しかし、それを認めたくない自分がいる。

 

私は明らかに太ってしまった。先月末に旧式の体重計で測ったところなんと81kgと出た。その前日は78kgであったため精度には疑問が残るが、とにかく太ってしまったのは間違いない。内定式にスーツを着ていけばパツンパツンで、人事部長には「そのでかい体を一食40円で賄えるのか」と言われた。なぜそれを人事部長が知っているのかというと、部のTwitterでそうツイートされているのを人事部長が発見したからだ。ネットは怖い。

研究室の心優しい同期男性氏は、私の悩みに対して「ガタイがよくなっただけだよ」と言ってくれる。しかし心無い私の母親や何も考えていない部活の先輩は久しぶりに会った私に対し「太った?」と冷たい言葉を投げかける。

ここで問題となるのは、これが肥満による変化か、それともトレーニングの成果によるものかである。二か月ほど続いたトレーニングは私の体に確かな変化をもたらした。腕が太くなったのはよく指摘される。

しかしここ最近の生活はどうか。トレーニングに嫌気がさして運動を一切せず、「ヨーグルトだから問題ない」と言いながら夜遅くにヨーグルトを毎日五個食べている。昨日の昼ご飯はチャーハン一合と麻婆豆腐三人前であった。「なんとあさましい食欲だ」という声が聞こえてきそうだが、これには理由がある。丸美屋の麻婆豆腐の素は一回につき確実に三人前を作らなければならない。それで私は仕方がなく食べているのだ。好き好んで三人前も食べているわけでは決してない。

話を戻そう。私の出した結論としては、おそらく両方である。筋トレで体格が大きくなった上に脂肪もついたのだ。よく食ってよく運動する相撲取りとかアメフト選手みたいな生活をつづけたのが原因と思われる。

いいダイエット方法を知っている方、ぜひともご教授ください。

パソコン、死亡

一応はじめに言っておくと、この記事のリンクを踏んでもぼくには一銭も入らないのでご安心いただきたい。というかまだ3記事しかないのにアフィ申請できるわけがない。

本題に入る。大学入学当初に購入したパソコンが壊れた。それがこれだ。

NEC PC-TW710EBS LAVIE Tab W

NEC PC-TW710EBS LAVIE Tab W

正確にはこれの1つ前の世代だろうか?とにかく分離式のタブレットPCである。スペックも貧弱。PCの知識が貧弱だった入学当初に物理的な軽さを求めて買ったものだ。とりあえずメモリ4GBだけは確保してある。
症状だが、キーボードのファンクションキー以外が入力できないというものだ。キーボード単体で売ってたので見てみたがなんと26000円。アホらしいので本体の買い替えを決意した。コイツは今後タブレットとして使うことにしよう。

今日はずっとパソコンを探していた(当然研究室でも)。希望条件は以下の通り。括弧内は壊れたタブレットPCのスペックだ。
CPU:i5以上(Atomクアッドコア
メモリ:8GB程度(4GB)
ストレージ:SSDの128GB以上(HDD64GB)
重量:1.5kgくらいまで(キーボード込み1.1kg)
予算:office込みで10万円程度(当時Office込み85000円程度)

ちょっと背伸びしてスペックを追い求めてみた。理由はゲームがしたいから、これに尽きる。オンラインゲームのお仲間が欲しい方、夏休みなどは是非ぼくを誘ってください。お願いします。
というか前のパソコンわりと高いな。3年の月日を考慮してもコスパ悪かったんじゃないか?

しかしこの条件に合うもの、なかなか出てこない。Officeを付けると大体予算オーバーになってしまう。結局候補を絞り込んで、悩みに悩んで出した結論がこれ。

こりもせず2-in-1(タブレットにもなるPC)である。しかしこれは分離型ではなく結合型だ。前のものはタブレットに近かったが、こちらはノートPCに近い。大体画面サイズが違う。前のものは10.1インチでこちらは13.3インチある。重さも1.5kgほど。許容範囲と言える。
そして一番心惹かれたのがCPUだ。なんと第8世代i5!!これはヤバイ。具体的に言うと第7世代に比べてパフォーマンスが40%上がっている。Atomとはもはや月とスッポン。ぼくと羽生さん。価格comのpassMark社提供ベンチマークスコアによると、前のタブレットのものが1771、新しく買った方は7658(!!!)である。あーもうめちゃくちゃだよ
AmazonだとOfficeなしで12万円だが、デルの直販サイトで学割を使ってOfficeH&B付き11万4000円で買ってやった。「価格comでOffice付きが10万5000円で売ってるぞ!!」と言われそうだが、それはOfficeパーソナル同梱バージョンの値段である。personalとH&Bでは値段に1万円強の差があるのでこれで問題ない。ついでに言うと価格comの値段は直販サイトで限定20%引きクーポンを使用した場合の値段だが、ぼくは直販サイトで学割22%引きを使用して買った。この2%は2700円ほどの差になる。多分これが一番安いと思います。

品物は2週間ほどで届くらしい。届いたらまたレビュー(自慢)をしようと思う。